2012年10月6日土曜日

台風17号被害報告

10月1日強い台風17号が知多半島をかすめて通り過ぎて行きました。朝は若干の風が吹いていたものの、台風が来るとは天気予報を見ていなかったら夢にも思わなかったでしょう。

朝の様子

この日はイチジクがたくさんとれ、酒井農園始まって以来の700パック越えを達成、昼ごろからどんどん強くなっていく雨風をBGMにパック詰めと出荷を終えるとへとへとになりました。

今回の台風は非常にスピードが速かったので、6時過ぎには知多周辺を通過、吹き返しの北風で作業部屋の外のトタン壁が吹き飛ばされましたが、数時間で静けさが戻りました。


翌朝畑に。イチジクの雨よけ傘がたくさん通路に落ちているのをまず全部拾いました。誘引の紐が切れているところも何か所かあり、枝も2本折れていました。実や葉はそれほど落ちていませんでした。5年ほど前に台風が直撃した際には、傘はすべて吹き飛んで、通路は葉っぱで埋まっていたそうです。

この日取れるはずだったイチジクはほぼ全滅。皮が葉っぱでこすれて剥けてしまったり、花が水でふやけてしまったり、傘や誘引紐で輪切りにされたり。無残なものです。葉も落ちなかったものの、破れてボロボロになっているものもあります。


傷ついたイチジクをほおっておくと大変なことになりますので、全部回収します。コバエが大量発生したり最悪の場合スズメバチがやってくるからです。今回も掃除に手間取ってたら、一匹の巨大なスズメバチがイチジクにまとわりついていました。



雨よけハウスも台風にはかないません。前もってビニールを巻き上げてきっちり紐でしばっておきました。雨なのがわかっているのに、屋根を下ろせないのはくやしいですが、ハウスのフレームがふきとばされたら大変なことになるので無理はしませんでした。


上にも書いたように何年か前の直撃台風ほどの被害はありませんでしたが、翌日・翌々日は傷と雨水のふやけでかなりのイチジクが廃棄か加工用となりました。これを書いている5日目(10月6日)は大方回復して台風前の状態に戻りつつあります。青いイチジクは幸い落ちなかったので、まだまだ収穫できそうです!

2012年9月13日木曜日

イチジク最盛期

収穫のために畑を回り始めてから2週間ほどであっというまに最盛期に入りました。
コンテナ半分ほどから始まり、いまや40~50杯が毎日取れます。去年の同時期台風のためほとんど廃棄していた日々と大違いです。



イチジクの収穫は結構難しいです。色・つや・花・割れ・柔らかさ、を総合的に一目で判断してちぎっていきます。が、夜の気温や前日の晴れ具合によって、色が薄かったり、熟成が思ったより進んでない場合があり、毎日悩んでしまいます。一日遅れて過熟になると、柔らかくなりすぎて触っただけで皮がはがれて商品になりませんし、早いと固くて甘みが乗ってこないのでその中間を狙うのです。



今年収穫をしている畑は2つあります。1つは新しい畑でサマーレッドという品種が3年目を迎えています。この品種はなり始めが早いので、8月の収穫は主にこちらのイチジクでした。イチジクは枝の節ごとに1つ生り、下の方から熟していきます。収穫が大分進んで、サマーは腰くらいの高さまで来ました。木が元気なのでピカピカで色ツヤのよい大きなイチジクが取れています。




もう一つは古い畑で、桝井ドーフィンという品種が主に植えられています。こちらは8月後半から徐々に取れ始め今はサマーと同じくらい取れています。うちの桝井は遅いほうなので、木によってはまだ下の方にも実がたくさんなっています。こちらは小ぶりで見た目は地味ですがしっとりとした甘みがあります。

これから10月末~11月初旬まで収穫が続きます!

2012年8月7日火曜日

どうぶつ対策

全国各地で猪鹿蝶、もとい、猪・鹿・猿による農作物への被害が急増しています。サツマイモの畑がイノシシの襲来で全滅、などという記事を目にすると心が痛みます。栽培だけでも大変な思いをしている新米農家としては、害獣対策にもコストと時間をかけなければならないというのは、とても重い負担です。もちろん動物が危険を冒して人里にやってくるにはいろいろな原因があるので、単純に駆除すればよいということではなく、環境、過疎化、農村高齢化問題など様々な面からの対策が必要でしょう。


さて、私たちの畑の周辺では上記のような大型哺乳類は見当たらず、もっぱら鳥が敵であります。カラス・キジ・ムクがこのあたりの害鳥ですが、ムクはあまり私たちの畑には来ないので、酒井農園ではカラスとキジ対策をします。空と陸からの攻撃です。


カラスはまず、止まれる木やパイプなどをめがけて飛んでくるので、その高さにテグス(釣り糸)を張ります。カラスには(というか私にも)見えないので、羽や足に糸が触れると驚いて怖くなり、近寄らなくなるそうです。カラスの賢さを逆利用した対策ですね。そんなもので効果あるのか半信半疑でしたが、去年はこれでほとんど被害がありませんでしたので、今年も同じように行きます。家庭菜園や花壇でのカラスの被害にも使えると思います。うちのトマトとマリーゴールドもいたずらされたので、ぐるりと低い位置にテグスを張ったところ、ぱたりと被害がなくなりました。

下の写真では、長い竹の棒の先に1本ずつテグスがついていて畝の反対側に同じように立てた竹に結んであります。この畑の場合、雨よけのフレームに止まりに来るため、その高さに合わせました。






キジはあまり飛ぶのがうまくないので草むらを歩いてきます。つがいや家族で行動するようですが、うちに来るのはたいてい単独です。とても用心深く、人がいるのがわかると、支柱やイチジクの主枝、鉄パイプなどの障害物もものともせず、ものすごい勢いで畝を横断して逃げます。
キジは食い散らかさずに、狙った1つ1つを丁寧に食べつくします。なので徒党を組んで食い散らかすカラスと比べると評判がいいです。下は典型的なキジの食べ方。見事に軸しか残ってません。証拠隠滅!



これはどちらかわからないですが、キジでしょうか。クチバシしかないのにスプーンですくったような食べ方です。上の写真もそうですがこっちの畑はまだ対策をしてないので、結構被害が多いです。こちらの畑は民家から遠いので爆音機で鳥除けします。



2012年7月31日火曜日

収穫リハーサル

三年目の畑のイチジクが熟し始めました。
この時期の完熟果は虫の食害に反応して熟しているので、中は食べられないことがほとんどです(割れ目から見てわかります)。



食べられなくても放置しておくと、カラスやキジに食べられ、ショウジョウバエやスズメバチがわいてしまうので、撤去します。50mの畝X22で約1kmを回って今日はこれだけありました。




少ないようですがこれから倍々とまではいきませんが、どんどん増えていきます。1週間もすれば食べられるイチジクが取れるでしょう。最盛期には1畝まわるだけで、上のコンテナ4~5杯がいっぱいになります。




これはまだ早いですね。明日かあさってが食べごろ?!

気になるお味の方ですが、虫にやられていない白い部分を食べてみた限りでは、夏のイチジクらしいフレッシュな香りがさわやかでおいしいです。早くピンクの完熟部分を味わいたいです!



2012年7月20日金曜日

イチジクの成長

ここ数日の猛暑から小休止でしょうか、一日中雨で久々にパソコンに向かっています。

前回ブログから数か月間のイチジクの成長ぶりをご報告します。


5月4日 芽が吹きだした

5月にイチジクの果実を実らせる枝になる芽がでそろいました。このころあまり雨が降らず乾燥気味だったのに水をやってなかったせいか、一部の木がちょっと遅れ気味でした。そのことをイチジク仲間が指摘してくれたので、たっぷり水やりをして、その後追いつきました!



6月4日 枝が伸びてきました 上にり上げます

1月後、支えがないと地面に這ってしまうくらい伸びました。1本1本紐でり上げて、2mくらいのところにあらかじめ貼ってある横紐に縛ります。この誘引の仕方は人それぞれ・畑それぞれで、私たちも試行錯誤してます。 なるべく風でゆられて傷がつかないよう、万遍なく日が当たるよう、みなさん工夫しています。

7月18日 あっというまに身長を追い越されました

さらに1か月半後、樹勢の強い木は2m以上になりました。こんどは吊っていた紐をほどいて、上の横紐に固定します。高い位置にあるので踏み台に乗り降りしながらの作業です。イチジクの葉は顔より大きい程で旺盛に生い茂り、もう畑で2人で作業していると、お互いがどこにいるのかわからなくなりました。


大ぶりの実がたくさん



果実も肥大してきました。今回の写真の木は3年目ですが、3年目からは成熟が早いそうです。今年はこれまでより早くから収穫が始まるかもしれません!

イチジクの成長が旺盛になりかけた6月、まさかの台風発生にハラハラしましたが、まだ実が小さかったためか直接的なダメージはそれほどありませんでした。一般的に果樹でも野菜でも、強風と雨の後は病気が発生しやすくなります。うちのイチジクも病気になってしまった枝がチラホラみられ、発見するたびに切り捨てています。今後広まらないよう、気を引き締めて観察していきたいと思います。





2012年5月8日火曜日

敷き藁終了

4月に入り忙しくなったと思ったらあっという間に5月になってしまいました。
ずっと何をしていたかというと、主にイチジクの畝に藁を敷いていました。



藁を敷くと、防草・保湿・泥はね防止に役立つので大事な仕事です。
が、ほこりまみれで何時間もひたすら中腰で作業するので、キツイ仕事でもあります。

そんな中、藁の中の小動物に遭遇するのは微笑ましいひと時です。


いつも冷静、雨ガエル



「ぐりとぐら」野ネズミ、小さい!


藁を敷き終わるころには、イチジクの新芽が活発になってきました。これからは芽かきが忙しくなります。


2012年3月30日金曜日

接ぎ木

今日はポカポカと風も穏やかで暖かな一日でした。
先日新しい畑に植えた苗に、接ぎ木をしました。

接ぎ木は一般に、病気などに強い品種の木に、実を収穫したい別の品種の枝をくっつけてしまう技術です。

台となる木(ここでは苗)にナイフで切れ目を入れ、接ぎたい枝を挿し込みます。挿し込む方の枝の切り具合にコツがいるようです。

テープでしっかり固定。
 2か所に接ぎ木して完了。

約1か月後、挿した方の枝から芽が吹いてきたら成功です。 うまくいきますように!

2012年3月24日土曜日

苗を植える

3月のとある晴れた日、新しい畑に苗を植えました。厳しい寒さが続く中珍しく春らしい日でした。

去年育てておいた苗を掘り出して、

泥を落として


枝を短く切ってから畑に植えました。地面に突き出た棒?みたいなのがイチジクの苗です。

2012年3月16日金曜日

冬の作業 -剪定

剪定(せんてい)が終わりました。
冬のいちじくは葉が枯れて、一枚残らず落ちてしまいます。


上の写真のように伸びた枝は12月に仮剪定をしておきました。
寒さが和らいできたこの時期、本剪定を行います。新しく出てくる芽の向きを考えながら、1~2節残してバッサリ枝を切りました。

 このようなさびしい姿。でも大丈夫!夏にはまたあっというまに背を追い越されます。